GREETINGS ご挨拶


ご挨拶 ~お世話になっております、かけがえのない皆様へ~

 平素より皆様には大変お世話になり、誠に有難うございます。お蔭様で、有限会社匠屋は平成17年(2005年)3月3日より、本日で設立17周年を迎えることとなりました。これも偏に皆様のご支援とご厚誼の賜物と深謝申し上げます。

 匠屋は17歳、人に例えれば高校3年生という節目を控え、新たな世界へ羽ばたこうとする年頃と言えます。このように考えると、妙に納得が行くことの多い日々を過ごしてきたと言えるのです。それは、一言で表現すれば、匠屋は未だ熟達には程遠い子供であった、ということです。

 世間では、会社を10年続けることは容易なことではない、立派なものだ、と言われることもあるようですが、10年は無我夢中で突き進めば何とかなるもののように思われます。匠屋がそうであったのですから。果たして10年目のあの時から7年という年月を経て、匠屋は時間の経過に見合っただけの成長を果たしたのか、小学生から中学生、高校生へ、然るべく少しは大人になれたのだろうか。答えは残念ながら否です。年は取り、体は大きくなったが、中身が何やら伴わない、そんな風に思います。

 そろそろ、がむしゃらだけではなく、少しは利口にならなければならないようです。これは、私が今までを振り返りながらここに筆を進めることで、明らかに匠屋の歩みに置き換えつつ自らの思考や言動を戒めているわけです。会社は経営者の器以上には大きくならない。諸先輩方より何度も教えていただいた言葉の本当の意味が、今やっと解ったというわけです。

 これからの3年、匠屋が晴れて立派な二十歳(はたち)を迎えるためには、私は勿論、社員一同が、それぞれ年相応に考え振舞える人物に成長していることが、絶対条件であると確信しました。また、そうでなければならない、と決意を新たにしました。

 過日の10周年のご挨拶で、私は次のように申しておりました。

 『「今年は、「至誠」を念頭に置いた発言や行動を実践したいと思います。」と年頭に申しましたが、その決意は変わっておりません。そこに、もう一つ付け加えさせてください。それは、「良心」です。至誠の源である良心を大切に、そして確実に涵養しながら、匠屋らしく速やかに至誠という行動に移す。これから更なる10年の必達目標と定めました。』

 あれから7年が経ちましたが、必達目標は未だ達せず、です。この機会に、大いに反省し、次の3年で至誠と良心を本(もと)とした匠屋を育んでいきたいと思います。そうすれば、自ずと二十歳らしい匠屋に成長しているはずです。

 私どもが大切にしている匠屋流、「約束を守る」「変化に挑む」「気が利く」「あきらめない」「素直な心」、これらを日々の行動指針として、社員一同、激動の時代を堂々と歩み続けたいと思います。

 末筆となりましたが、変わらぬご愛顧とご指導ご鞭撻を何卒宜しくお願い申し上げます。これまで、匠屋を可愛がっていただき誠に有難うございます。ここに、改めて満腔の謝意を表します。

 本当に、いつも、有難うございます。

2022年3月3日



有限会社匠屋 代表取締役 中島 潤一郎

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